WEB制作・デザイン

ロゴの納品データは、.aiで受け取ってください

ロゴ制作は30,000円(税別)から。「もらったデータが開けない」「印刷所に何を渡せばいいか分からない」ときのために、渡す相手ごとに必要なデータ形式と、元データ.aiを手元に置く理由をまとめました。

「もらったロゴのデータが開けない」「印刷所に何を渡せばいいか分からない」。こうした困りごとが起きるのは、ロゴのデータに.ai・png・jpg・pdf など、いろいろな種類があるからです。うちのロゴ制作は30,000円(税別)からで、元データの.aiを含めて何種類かのデータをお渡ししています。

すべて同じロゴなのに、なぜこんなに種類があるのか。理由は、渡す相手によって必要な形が違うからです。この記事では、元データの.aiを手元に置いておけば次に誰に頼んでも困らない理由と、実際に渡す相手ごとの判断表をまとめます。

制作サンプル

判断表の前に、実際に作った版下を見てください。記事のために作った架空のブランドです。

黒1色(墨)の版の制作サンプル。右側に白抜き、ゴム印(丸印と角印)、焼印・刻印の展開を並べています

黒1色(墨)の版の制作サンプルです。白抜き、ゴム印(丸印・角印)、焼印・刻印までを並べています。角印は四角形です。

ロゴ本体の制作サンプル。シンボル・横組み・配色(墨・弁柄・生成り)に分けて置いています

ロゴ本体の制作サンプルです。シンボルと文字、配色を分けて置いています。

架空の工務店ブランドのロゴを名刺と封筒にのせた制作サンプル。名刺は91×55mmの表裏、封筒は長形3号235×120mm

名刺と封筒にのせた制作サンプルです。紙に刷るものは、仕上がりサイズに合わせて作ります。

架空の工務店ブランドのロゴを壁付け看板と社用車の側面にのせた制作サンプル。看板はW900×H300mm、車両はカッティングシート

看板と車両にのせた制作サンプルです。黒地に白で抜くと線が太って見えるので、看板用は輪をわずかに細くしています。

ロゴの納品データは何種類あるか

ロゴの納品データは、大きく分けて4種類です。元データの.ai、黒1色の版、名刺・封筒・看板・車両など使う場面ごとの形、Web用のpng・svgです。これらは、すべて.aiから作られています。

ロゴの.aiというファイルは、Illustratorという、図形やロゴを作るソフトの元データです。文字や図形が、拡大しても輪郭が崩れないベクターという形式のまま、パーツごとに分かれて入っています。

ここから、Webサイトに置くためのpngやsvg、名刺に貼るための印刷用データなど、使う場面に合わせた形式をあとから作れます。逆に、pngやjpgしか手元にない状態から.aiを作り直すことはできません。輪郭線を1本ずつ引き直すことになります。

だから、.aiだけは最初に受け取って、なくさずに持っておくことをおすすめします。

お客様が渡す相手と、渡すとよいデータ

同じロゴでも、渡す相手によって必要な形は変わります。判断の目安です。

渡す相手 渡すとよいデータ 理由
印刷所(名刺・封筒・チラシなど) .ai(正寸・トンボ・塗り足し付き)。求められれば入稿用のPDF 仕上がりサイズや特色の指定を、そのまま反映できます
看板屋・カッティングシート・刺繍やスタンプの業者 .ai(文字をアウトライン化したもの) 相手のパソコンに同じ書体が入っていなくても、形が変わりません
Web制作会社や、自分でSNS・ホームページに使うとき png・svg 画面に出す場所ごとに、必要な大きさと形式が変わります

古いソフトやシステムを使っている業者から、epsという形式を求められることもあります。.aiはベクターデータなので、そこからepsを作ることもできる形式です。求められたときは、その時点でご相談ください。

「開けないんですが」と言われたら

.aiを渡した相手から「開けません」と言われることがあります。多くは、Illustratorを持っていないか、バージョンが古いためです。

その場合は、相手が必要な形式を先に聞いてください。「PDFでください」「古いバージョンで書き出してください」など、具体的に言われることがほとんどです。.aiのデータがあれば、そこから求められた形式を作り直せます。

逆に、pngやjpgしか渡せない状態だと、相手から形式を指定されても対応できません。最初に.aiを受け取っておけば、この困りごとは起きません。

1色版がなぜ要るか

上のサンプルの、黒1色の版をもう一度見てください。ロゴには、色を使った本体のほかに、黒1色だけで刷った版も用意します。

理由は、色をそのまま刷れない場面があるからです。スタンプ、革や木への刻印・焼印、ファックスでの白黒印刷などは、色の指定ができません。こうした場面のために、あらかじめ黒1色で成立する形を作っておきます。丸いゴム印と四角い角印は、同じロゴでも枠の形が違うため、それぞれ収まりを確認して作ります。

お渡ししているもの

30,000円(税別)からのロゴ制作で、次のデータをお渡ししています。

案出しの本数を増やすとき、商標登録に向けた確認が入るとき、名刺・封筒など印刷物そのものもあわせて作るときは、金額が変わります。

  • 元データ(Illustratorの.ai)
  • 黒1色の版
  • 名刺・封筒・看板・車両など、使う場面ごとの形
  • Web用のPNG・SVG

そのロゴを使った名刺や封筒も一緒に作る場合は、正寸・トンボ・塗り足し付きの印刷用PDFで、印刷所にそのまま入稿できる形にしてお渡しします。その場合は金額が変わります。内訳は料金と内訳の記事にまとめています。


ロゴの元データ(.ai)は、うちで作ったロゴなら必ずお渡しします。黒1色の版、名刺・封筒・看板・車両など使う場面ごとの形、Web用のPNG・SVGも一緒にお渡しします。

こちらから相談する。相談・お見積もりは無料です。内訳は料金と内訳の記事、デザイン全体の金額はデザイン制作のページにまとめています。

関連:ロゴがJPGしかないときの記事、作り直すときに受け取るデータの記事

元データ(.ai)は、必ずお渡しします

名刺・封筒・看板・車両など、使う場面ごとの形も一緒にお渡しします。業種と使う場面を教えてください。相談・お見積もりは無料です。